こんにちは、漫画好きの皆さん!
今回は、心に深く響くストーリーが魅力の小説「ぼくはうそをついた」をご紹介します。
この作品は、広島を舞台にした平和と家族の物語で、多くの読者の心を動かしてきました。
今回は「ぼくはうそをついた」のあらすじや見どころ、そして読者の口コミやレビューもまとめて紹介していきます!ぜひ最後までお楽しみください。
ぼくはうそをついたのあらすじと見どころを紹介!
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ぼくはうそをついたのあらすじ
「ぼくはうそをついた」は、広島に住む小学校5年生のリョウタが主人公です。
同居する祖父から、原爆で亡くなった祖父の兄、ミノルの話を聞いたリョウタは、彼の足跡をたどろうとします。
平和学習で資料館を訪れ、戦争の恐ろしさや「二度と繰り返してはいけない」と思いつつも、どこか遠い昔の出来事のように感じていたリョウタ
しかし、祖父の話を聞き興味を持ち始め、亡き大おじミノルについてもっと知りたいと行動を始めます。
また、リョウタが憧れる女子バレー部のキャプテン・レイも物語の大事なキャラクターです。共働きの両親に代わり育ててくれた曾祖母が大好きなレイ。
しかし、その曾祖母は原爆で子どもを失っており、記憶がまだらになってしまうことがあります。
そんな彼女をなんとか救いたいと願うレイの姿には、読者も胸を打たれることでしょう。
この物語は、過去の悲惨な出来事に向き合いながら、それでも前を向こうとするリョウタやレイたちの成長を描いています。家族や平和について深く考えさせられる物語です。
見どころ
「ぼくはうそをついた」の見どころは、なんといってもリョウタとレイの心の成長です。
リョウタは祖父の話から、過去に向き合う大切さを学び、亡き大おじミノルの足跡をたどることで、自分自身の中に眠る使命感に気づきます。
幼いながらも、戦争という大きなテーマに対して真剣に向き合うリョウタの姿は、多くの読者に希望と勇気を与えます。
レイに関しても、彼女の曾祖母への思いが非常に感動的です。
原爆で息子を失った曾祖母のために、なんとか力になりたいと奮闘するレイ。
彼女の強さと優しさには、思わず心が揺さぶられます。
また、レイの行動を通して描かれる「家族の絆」や「平和への祈り」が、この作品の大きな魅力となっています。
戦争の悲惨さを描きながらも、未来に向けた希望を持たせるストーリー展開も見逃せません。
リョウタとレイが、それぞれ自分の立場から過去と向き合い、周囲の人々との絆を深めていく過程は、読んでいて胸が熱くなります。
レイが髪を切った理由は何ですか?
「ぼくはうそをついた」の中で、レイが髪を切るシーンには多くの意味が込められています。
レイは、曾祖母を救いたいと強く願っている中で、自分自身を変えようと決意します。
彼女は男の子に思われたいと、どんどん髪を短くしていきます。
これは、彼女が強くなりたい、曾祖母にとって頼りになる存在でありたいという気持ちの表れです。
また、髪を切ることで、自分を新たにするという象徴的な行為でもあります。
戦争の悲しみを抱えた曾祖母に寄り添いながら、レイもまた自分自身を変えていく覚悟を持ったのです。
このシーンは、彼女の決意と成長を象徴しており、多くの読者に深い感動を与えています。
ぼくはうそをついたは何を伝えたい作品ですか?
「ぼくはうそをついた」は、平和の大切さと、私たち一人一人ができることについて考えさせてくれる作品です。
リョウタとレイを通して、戦争の恐ろしさや、過去の出来事が今の自分たちにどのように影響を与えるのかを描いています。
また、家族や仲間との絆の強さ、他者の痛みに寄り添うことの大切さを教えてくれます。
物語の中で、リョウタは「自分に何ができるのか」を考え、行動し始めます。
その姿は、私たち読者にも、「平和のために自分には何ができるだろう」と考えさせてくれるのです。
この作品は、過去の出来事に向き合い、未来に向けてどのように生きていくかを問いかけています。
ぼくはうそは何巻で完結しますか?
「ぼくはうそをついた」は現在、全1巻で完結しています。
この一冊にリョウタとレイの物語がぎゅっと詰め込まれており、読み終えた後には深い余韻が残る作品です。
シンプルでありながらも、非常に力強いメッセージが込められており、多くの読者の心に響く内容となっています。
ぼくはうそをついた口コミやレビュー情報まとめ
口コミ・レビュー
★★★★★
戦争で息子を亡くしたタヅさん。その息子の友達のミノルはリョウタの祖父のお兄さん。二人とも広島の原爆で亡くなったのだが、リョウタは祖父から当時の話を聞き、ミノルの足跡をたどってみることにした。記憶が曖昧になり息子を探し歩き行方不明になったタヅさんにリョウタはうそをついた。すごくやさしいうそをついた。ちなみに作中にでてくるミドリ先生は作者のお母さんがモデルだそうですが実体験も含めて戦争の恐ろしさと悲しさ、現代と過去、そして淡い恋心がうまくまとまった良書だと思いました。
★★★★☆ 原簿で家族を失った心の痛みはいつまでも消えないということに改めて「戦争をする意味」ということを考えさせられる本。なぜ戦争になるのか、有史以来途切れることがない中、今平和な日本に生まれたことのありがたみを感じるとともに自分が何をするのかを考えてしまう。
★★★★★ シゲルじいちゃんの戦争体験を孫のリョウタに伝えるシーン、グロ過ぎずぼかし過ぎず、高学年の子どもが読むにはちょうど良い表現と感じた。リョウタとレイのそれぞれが祖父母を大切に思う気持ち、リョウタのついた優しい嘘が、胸の奥にじんわりとした温かさを残してくれた。戦争や原爆の歴史を子どもに知って欲しい。でもリアル過ぎたり激しい描写はまだちょっと早いかも…と思っていたので、そんな意味での良本に出会えたと思う。息子と広島を訪れたくなった。
★★★★★ 原爆で亡くなった息子を、今でも探し続けるタヅさん。リョウタとタヅさんの河原での会話は、涙なしには読めなかった。周りに戦争体験のある大人がいる人は、いまやかなり少ないと思う。だからこそ、こういった本から、間接的にでも体験者の記憶や感情を読む経験はとても貴重だ。今も世界からなくならない戦争という理不尽なものが、巻き込まれた人たちに何を遺していくのかということを、目を背けてしまいたくなるけれども後世に伝えていかなければならないと改めて思う。
★★★★☆ 優しい嘘を積み重ねて。タヅさんは救われたのだろうか。こういう作品を読むともう一度ちゃんと原爆資料館に行きたくなる。
読書感想文の優勝
「ぼくはうそをついた」は、読書感想文の題材としても非常に人気があります。
実際に、この作品を題材にした読書感想文がコンクールで優勝したというエピソードもあり、子どもたちが平和について考え、感じたことをしっかりと表現できる作品となっています。
感想文を書く際には、リョウタやレイの成長、そして彼らが何を感じ、どのように行動したのかを軸にすると、とても深い内容に仕上がるでしょう。
ぼくはうそをついたはどこで読める?
「ぼくはうそをついた」は、主要な電子書籍サイトや書店で購入することができます。
eBookJapanで手軽に購入できるプラットフォームがあります。
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また、図書館で借りることもできるため、気軽に手に取って読んでみてください。
平和と家族の絆を描いた「ぼくはうそをついた」、その深いメッセージをぜひ感じ取っていただきたいです。
この作品を読むことで、私たちが今できることについて考えるきっかけになるかもしれません。
まとめ
「ぼくはうそをついた」は、過去と向き合いながら未来に向けて歩む子どもたちの姿を描いた作品です。
戦争の悲惨さをリアルに伝えつつも、そこに希望と絆を見出すストーリーは、多くの読者にとって心に残るものでしょう。
この作品を通して、私たちが今できることについて考え、未来に向けて行動するきっかけにしていただければと思います。
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